Grandma's life blog

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ハンドメイド作品の作り方を聞かれたときの対処法。

ハンドメイドの作り方を聞いてくる人の対処法

 

ハンドメイド作家をしていた頃

「どのように作っているのか知りたい」

「この素材はどちらで購入されたのでしょうか?」

「参考にした書籍を教えてほしいのですが」

 

のような メールをいただくことがありました。

 

 <こちらの記事は読むのに7分くらいかかります>

 

「なんだか嫌だなぁ」(と思いつつも)

「私って心が狭いのかなぁ」

「断わるのは心苦しいけど、何て返信しようか」

 

など心の葛藤と、そして返信の文面に悩んで 長い時間をかけ 丁寧にお断りの返信を書いていました。

 

15年間 こういった

  • 作り方を聞いてくる人
  • 仕入れ先を聞いてくる人

 

など聞いてくる人を対応してきて私の結論は「スルー」することが理にかなって 良い方法だと思うに至りました。

ですが

  • そんなことをして 大丈夫?
  • メールを無視するなんてやはり良心が痛むよ・・・

といった方が多いだろうと思いますので、返信テンプレートをご用意いたしました。

(テンプレート:丸パク大丈夫です)

 

こちらでは

・「スルー」しても良いとお勧めする理由

・相手を不快にさせない 返信のサンプル

を載せています。

 

読み終わりましたら心軽やかに、制作にはげんでください。

 

profile

カバン作家歴15年 月間売り上げ25万

年8日間都内外のギャラリーで毎年平均 80万以上売り上げ実績があります。

自宅工房でバッグやがま口のワークショップを開催。

現在 Grandma design代表 ウェブサイト制作会社を起業

ハンドメイド作家やアーティストのウェブ系サポートなども 行っております。

  

 

ハンドメイドの作り方や仕入れ先を聞いてくる人 

作り方を聞いてくる人たちの特徴

 

「こんにちは

こちらのがま口はどちらで仕入れたのでしょうか」

 

「はじめまして。〇〇の作品はどう作っているのでしょうか」

 

たいていはこんな 気軽な短いメールがきます。

自己紹介はありませんし、もちろん自社ショップ名・ブランド名も伏せたままです。

 

想像してみるとその方は 

・ハンドメイドをしている方で資材の仕入れ先を知りたい

・作品を真似て作りたい

・作品の金額の妥当性を知りたくて原価を調べたい

・作り方が解らないから教えて欲しい。

このような感じなのでしょうか。

 

こういったメールをくださる方で ひとりとして「私は〇〇の〇〇です」「〇〇の理由でお伺いしました」という方はおりませんでした。

またこちらから時間をかけ、丁寧な返信文を送ってもそのメールに対して、返信をしてくださった方もおりません。

 

対処法 その1

 

15年間対応してきて、やむなくある決断をしました。

そういった方達に対する対処法は「スルー」です。

 

スルーで良いのはなぜ?

まず 時間の無駄なのかと。

ハンドメイド作家にとって 時間はとても大切なものです。

ハンドメイド作家はアルバイトと違い、作らなければお金にならないため

作品制作のための貴重な時間をさく必要はない と思った次第です。

メールのお相手をすることで、販売に結びつくものならよいと思います。

ですが質問してくる方で購入を検討している人は ほぼ皆無です。

またビジネスに結びつく なんてこともありえないでしょう。

 

作家にとって 作り方・仕入れ先は財産

作家にとって作り方・仕入れ先は、コツコツと時間をかけて探し回ったいわば 財産です。

往復の交通費や途中の飲食代、サンプル集めにかかる費用。そして荷物をかかえ、あちこち移動する労力。

素材は実際に使ってみて、つかい心地や品質のよし悪しの判断。

また夜な夜なネットで階層深くまでもぐりこんで、まだだれも見つけていない素材を探し 注文して吟味したり、と言った事柄がふくまれます。

作り方とはクリエィティブな発想と工夫の連続。長年試行錯誤をかさねた財産です。

1個目制作した時より10個制作した頃には より良いものになっていて 気づいたコツやポイントの改良で 作品がやっと完成します。

スクールに通い、ざっと100万円以上使って技術を習得したり

ある作家さんはルイヴィトンの中古のバッグを、数万円出して買ってきて 分解して勉強した人もいます。

 

知るということは 本当はお金がかかります。

 

ものづくりをするクリエイターやアーティストであるなら

自分で探すことも仕事、その道の第一歩なのではと思います。

 

作家に対する尊敬の念もにじませながらおずおずと、丁寧に尋ねてこられる方もいらっしゃいます。

(やはり名乗らないのですが)

ふだんもご自身なりに、丁寧に生きている方なんだと思います。

心苦しいのですが、私の場合はやはり「お名前のわからない、どこの誰かも分からない方に、大切な制作時間を割くことはできない」とやはりスルーさせていただいております。

 

それで

「ちくしょう!

質問しているのに返信して来ないなんて

非常識だ!」

「ちょっとぐらい教えてくれたっていいじゃない・ケチ」

と言ってこられた方もいらっしゃいません。

以上のような見解で すこしは作家諸氏のこころを軽くすることができましたでしょうか。

 

とはいえ やはりそんな事ができない方が多いと思われます。

なので 「対処法 その2」で 丸パクして良い 返信メールのテンプレートを用意しました。

対処法 その2

作り方を聞いてくる方へのメール 

 はじめまして。

〇〇(ブランドorショップ名)の制作およびデザインをしております 〇〇 〇〇(本名or作家名)と申します。

この度はお問い合わせいただきまして 誠にありがとうございました。

作品の作り方についてのご質問ですが、自己流で長年試行錯誤をくりかえし 完成させたものですので、お教えすることはできかねます。

どうかご理解の上 ご了承ください。

お買い上げを検討されるうえで、ご不明な点などございましたら お知らせくださいますよう どうぞよろしくお願いいたします。

またのご縁を心よりお待ちしております。

〇〇 〇〇(ショップ名 苗字)

 

仕入れ先を聞いてくるケース

はじめまして。

〇〇(ブランドorショップ名)の制作およびデザインをしております 〇〇 〇〇(本名or作家名)と申します。

この度はお問い合わせいただきまして 誠にありがとうございました。

 

仕入れ先についてのご質問ですが、仕入先(メーカー)や仕入値については 契約した販売店様にのみお伝えしておりますのでご理解ください。

お買い上げを検討れるうえで、ご不明な点などございましたら お知らせくださいますよう どうぞ よろしくお願いいたします。

またのご縁を心よりお待ちしております。

 

〇〇 〇〇(ショップ名 苗字)

  

 

最後に

これはハンドメイド作品の作り方を聞かれて、返信に困っている方々へ、私の経験から導き出した世の中にたくさんある答えのひとつです。

いろんな方法があると思いますし、私が正解だというわけではありません。

こちらを読んで、「なるほど」「気が楽になった」というならお役に立てて嬉しいです。

 

こちらの記事も毎日見直して読みやすくなるよう、書き直していこうと思います。

 

最後までお付き合いくださり

ありがとうございました。

 

 

 

 

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