Grandma's life blog

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自分自身がつらいときでも 友達のしあわせを祝福できる思考法

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これは「友人や知り合いの幸福を 自分の負の心に引きずられず 心から祝福できる」 思考法です。

この話は 年若い友人や夫に話したところ 「すごい!スッキリする!」とかなり賛同をうけたので こんな話で もし役に立つ人がいればと思い 記事にしてみました。

 

まずはわたしの経験談から話します。

 

友人の息子がオリンピックの聖火ランナーに

 

昨年の東京オリンピックで 友人の息子さんが聖火ランナーをされました。

Instagramで聖火を持って走っている息子さんの写真が投稿されていて、「聖火ランナーするなんて、急に知らされてビックリしました」と載っていました。 

友人に「おめでとう!」と言って伝えたい気持ち。でも心から祝福できない自分の気持ちがありました。

その時の私は、人のことを喜べるような状況ではなく落ち込む出来事がつづき 気が塞いでいました。

Instagramの投稿を見たときの正直な気持ちは「いいなぁ。彼女はきっと晴れがましい気持ちだろうなぁ。でもおもしろくないなぁ」と嫌な気持ちがおきて さらに自己嫌悪に落ち込みました。

「おめでとう!」と思えない今の私を、どうやったらいつものように戻せるのか、考えてみることにしました。

 

彼女と私は同じ次元にいるんだと気づいた瞬間

 

なぜ悲しみにしずんでいる私と 晴れがましい気分の彼女と同じ次元にいるのか。

私はその時の「つらい・悲しい出来事」から自分を切り離し 私と友人の事実だけをみつめました。

「友人の息子が聖火ランナーをした」

「聖火ランナーするくらい、優秀な息子を育てた母親が私の友人」

この事実だけをみつめてみると 自分と彼女は同じステージで生きているんだと理解しました。

そして彼女たちに対してとても誇らしい気持ちになり 心から彼女に「おめでとう!」と祝福することが出来ました。

 

以下もう少し詳しく書いていきます。

 

例えば こんな状況のとき あなたはどう感じるでしょうか

 

・彼氏と別れたばかりでつらいとき、友人が嬉々として結婚の報告をしてきた。

・自分の子供は高卒でやりたいこともなく 毎日ブラブラしているのに 友人の息子は良い大学に入って部活動で活躍中。

・主婦で毎日同じことの繰り返し。やりたいこともたいしてないが 以前仲良くしていた友人は、趣味ではじめたヨガからいまではスタジオを持って毎日が充実しているらしい。

・満員電車にゆられて会社と自宅の往復。休日はゆっくり寝ていたい。外回りで偶然会った同級生の変貌ぶりに驚く。なんとプログラムの副業をはじめたが それが大当たり。本業を退職してとうとう起業。毎年家族で海外旅行に行ってるとのこと。

 

相手の幸せがよろこべない

 

「おめでとう!」

「よかったね!」

「すごいね!」

と口に出しつつ 本心から言えないときもあります。

友人なら喜んで当然なのに心から おめでとうが言えない。

まして自分がつらい苦しいとき、近しい人の楽しいことやうれしいことを喜べないことはよくあります。

そんなときに心からの祝福なんて、かなりむずかしい。

よくありがちなのが「なんて自分は心が狭いんだろう」とか「友達なら喜んでとうぜんなのに できない自分はダメ人間だ」と責めてしまいます。

 

まさに私もそうだったのですが、心から「おめでとう!」と言えた思考法を次におつたえします。

 

いまの自分の「状況」と「自分」を切りはなしてみます。

 

「彼氏と別れてつらい」

「出来の悪い子供を持った母親」

「平凡な毎日を送るつまらない自分」

「つらい、苦しい」

そんな「状況・感情」と自分を 完全に切り離します。

難しいですが、自分の状況を頑張って客観視してみてください。

 

相手の状況を想像力をはたらかせて深堀りする

 

「結婚する」「進学した」「起業した」と短いフレーズで聞くと、なんだかかんたんに手に入れたかのよう聞こえることもあります。でもそんなわけはありません。

 

・お互いやさしさと思いやりのある行動をしてきた。また何度かおとずれたであろう困難もふたりで乗り越え「愛をはぐくみ婚約にいたった」

・勉強と部活の練習。「どちらも両立する努力をしてきたから 良い学校、部活動で活躍」

・家事や生活のことなど「目の回るような作業の合間をぬってインストラクターの資格を取り、クラスを持った」

・本業だけでも実際は大変なのに「時間をつくって副業しながら勉強もし、とうとう起業した」

 

そんな見えない状況があったかもしれないことを ちょっとだけ頭の片隅に置きます。

 

身の回りのことは自分が引き寄せている

 

ステップ1で行った「状況」と「感情」を切りはなし、個になった自分と 相手との関係をみつめてみます。

【相手とは】頑張ってきた人だったり、つらい時を乗り越えてきたり、夢を持って自分を高める努力をしてきた人。

そんなすばらしい人とたまたま私はご縁があり つながっている。

 

どうでしょうか。

自分のことも誇らしくないでしょうか。

よく波動が同じような人同士が引き寄せ合う、類は友を呼ぶといいますが この関係は自分が引き寄せた結果といえます。

 

幸せな人が私の周りにいる=私はそういう次元に生きている

 

幸せ、充実している、夫婦・親子仲が良い。豊か、お金に恵まれている、そんな人と付き合っている自分は実は 同じ次元にいる。そう感じてみてください。

だからあなたが悲しかったり面白くなくても その感情を無視して しあわせな情報が入ってくるのではないでしょうか。

 

また自分の周りが

苦しい、つらい、悲しい、痛い、貧しい、うらみ、つらみ、悪口、不平、ネガティブ

なひとたちと

楽しい、幸せ、ほのぼの、健康、生き生き、充実、成長、豊か、ポジティブ

のひとたち。

自分ははたしてどちらに属しているか。そしてどちらに囲まれていたほうが 自分は幸せだろうか。

どちらの情報が入ってくるほうが 本当に幸せなんだろうか。

このことをさらに考えてみると 相手の幸せも自分の幸せのように感じやすくなると思います。

 

どうしても無理な場合もある

 

でも、もしこの思考法で「そう思うことはできない」「今は無理」そんな時もありますし、それはしょうがないことだと思います。自分をしっかり癒す時間が今は必要なのかもしれません。

相手の方に正直に話して距離をおかせてもらったり、自分が元気になったときにあらためてお祝いしてあげるなど 無理をしないことも大切だということを 付け加えておきます。

 

SNSのキラキラ情報から自分の心を守る

 

「自分がつらいときでも 友達のしあわせを祝福できる思考法」はリアルなお友達や知り合いにはつかえますが、ネットから休みなく流れてくる 幸せそう、楽しそう、充実しているなどの報告をしてくる方々すべてに当てはまるのはむずかしいでしょう。

 

おしゃれなカフェにきた・サークルに参加した・キャンプした・高級料理店でお食事した・ペットを飼った・外車を買った・子供が生まれた・旅行に来た

 

プライベートで起きたステキなことを競争しているかのように 20年前なら知り得なかった他人のキラキラ情報が、今では毎秒ごとに更新されます。

自分の心を楽しませてくれるものなら良いのですが、「いいなぁ、それにくらべて私は・・」と他人とくらべて心がざわついたり 苦しくなったり 悲しくなったりするときもありますよね。

そんなときはSNSをとじる。気になる相手をミュートするなりして自分の心を守る。心を健康にたもつことは 今の時代に必要なスキルだと思います。

 

私はインスタグラムの投稿はしていますが、見たい投稿以外はフォローしませんし、いいねもしません。

Facebookもアカウントは持っていますが リアルでお付き合いのない方たちが多くあまり見ていません。

Twitterは 面白い人や元気が出るような人だけフォローしています。

読んで写真を見て、落ち込んだり、嫌だなぁと思う人はさっさとミュートしたりブロックして 自分がいかに気持ちよく過ごせるかを大切にしています。

 

自分が気にしなくてはいけない人たちは

いつも会っているひと。

直接話しを交わす人。

自分が笑ったら 笑顔を返してくれる人。

泣いたら そばで慰めてくれる人。

呼んだら来てくれる人。

直接会いにやってくる人。

電話してくる人。

手紙をくれる人。

メールをくれる人。

 

リアルでお付き合いのある方だけを 人生の中で大切にしようと思っています。

 

最後にまとめ

 

いかがでしたか。

自分がつらくても「おめでとう!」と心から言える思考法は

・自分の今の状況や感情と 自分を完全に切りはなして考える。

・自分と相手とのつながりを見つめる。

・幸せな人がそばにいる自分は 実はそういう次元にいることを知る。

 

今回書いてみました「自分がつらいときや落ち込んでいるときでも 友人の幸せをよろこびお祝いできる思考法」が あなたのお役にたったらうれしいです。

 

長文を最後まで読んでくださり ありがとうございました。

つたない文章は後で読み返し 何度か更新して読みやすくしていきますので

またぜひ遊びにいらしてください。